「てぃんぱのこるめら」
オレ、耳はいいんです、確か君はそんなことを云っていた筈。
だったらさ。
ちゃんとオレのいうこときいて欲しいんだけど。
「獄寺くんなんかきらいだ」
テーブルに背を向けて吐き出した言葉は壁を窓を乱反射して獄寺とツナの全身に降りかかった。
「え?なんておっしゃいましたか」
「きこえなかった?それとももう一度云って欲しい?」
「あ、あの10代目・・・」
正座した膝の上に揃えられた両手が微かに震えてる。
「ああ、ちっとも聞こえやしないんだね、獄寺くん」
さっき頼んだのに大きな声ではっきりと。
「10代目って呼ばないでっていったよね?」
「・・・」
時計の秒針と心臓の音に包囲されてオレもちゃんと話せているのかわからなくなってくる。
「あの、今日は失礼させて頂きます」
なんだよ、そうかよ、逃げるのかよ。
「帰るんだ?」
いいや、どうせきこえやしないんだから。
小さく小さく口の中で呟いた。
「じゃあね、ばかはやと」
立ち上がりかけた中途半端な姿勢のままぽかんと固まってる。
なんだよ、なにもきこえないんだろ、しらないよ、ほんと。
おわり?
超絶ベタねた、名前を呼んでに挑戦。でもたぶんツナはずっと獄寺君って呼ぶと思う、むしろそれでいいです。